14 級 9 号:頚椎捻挫で、賠償額が 165 万円から 298 万円にアップした事例

1.事故発生

和歌山市在住の男性(40代)が、自動車を運転し信号待ちで停車中、加害者運転の自動車がノーブレーキで追突してきました。依頼者は、頚椎捻挫等の傷害を受けました。

 

2.相談・依頼のきっかけ

依頼者は、14級9号の後遺障害認定を受け、相手方損害保険から、既払い金を除く賠償額を約165万円とする示談提案を受けましたが、それが妥当なものかを当事務所に相談されました。

 

3.当事務所の活動

当事務所で検討したところ、相手方損害保険からの示談提案額は、裁判基準よりをかなり下回るものでしたが、依頼者としては、あまり時間をかけたくなく、裁判まではしたくないとの意向でした。そこで、できるだけ裁判基準に近い額を獲得できるよう、積極的に示談交渉をすすめました。

4.当事務所が関与した結果

裁判基準までは若干とどきませんが、既払い金以外に賠償額を約295万円とする示談が成立し、100万円以上の増額を実現しました。

 

5.解決のポイント(所感)

裁判基準の賠償額をきっちり獲得するため、時間と労力をかけてでも裁判で徹底的に頑張りたいという考え方は合理的なものですが、あまり時間と労力をかけたくなく、相当な額で迅速に示談したいという考え方も合理的なものいえます。

2つの考え方のどちらかが正解というわけではなく、どちらも正解です。要は何を優先させるかということですね。本件の解決内容は、相当な額で迅速に示談したいという考え方からすると、十分合格点をいただけるものだったと思います。

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