1.事故発生
岩出市在住の男性(20代)が自動車を運転中、加害者運転の自動車に追突されました。依頼者は、頚椎捻挫等の傷害を受けました。
2.相談・依頼のきっかけ
依頼者は、治療の結果、お怪我が治り、加害者側損害保険より、約30万円(既払い金約27万円を除く)の示談提案を受けました。依頼者は、以前にも交通事故の示談交渉を当事務所に依頼されたことがあり、今回も示談交渉をお願いしたいとのことで、当事務所に相談されました。
3.当事務所の活動
当事務所で検討したところ、相手損害保険側からの示談提案内容は、裁判基準より低額なものでした。そこで、当事務所において、裁判基準で損害額を計算しなおし、示談交渉を行いました。
4.当事務所が関与した結果
示談交渉開始から約2週間で、無事、依頼者も納得できる50万円(既払い金約27万円を除く)での示談がまとまりました。
5.解決のポイント(所感)
交通事故の被害者が、ご自分で示談交渉される場合、相手方損害保険から裁判基準を下回る示談提案をされることが多いです。
もっとも、お怪我が比較的軽い場合、弁護士費用を自己負担して弁護士に依頼したほうがよいかどうか、つまり、弁護士に依頼することで見込まれる増額分と、弁護士費用とを比べると、微妙なケースもあります。
そのような場合でも、弁護士費用特約を利用できれば、弁護士費用の自己負担がなくなりますので、安心です。このケースでも、弁護士費用特約を利用できましたので、弁護士費用を心配することなく、弁護士が依頼をお受けすることができました。
任意保険を契約するときは、弁護士費用特約を付けておくことをお勧めします。