1.事故発生
和歌山市在住の女性(60代)が自動車を運転していたところ、信号機のない交差点で、加害者運転の自動車と衝突し、頚椎捻挫等の傷害を受けました。
2.相談・依頼のきっかけ
依頼者は、今後の通院や示談交渉について分からなかったため、事故から2ヵ月後にインターネットで当事務所のホームページを見て、相談されました。
3.当事務所の活動
依頼者は、事故から約6か月余り通院しましたが、後頚部や肩甲骨の痛み、腰痛などの後遺症状が残りました。そして、事前認定の方法で後遺障害認定申請をしましたが、非該当とされました。
その後、加害者側損害保険より、約51万円(既払い金約69万円と過失相殺分を除く)の示談提案を受けました。
依頼者は、後遺障害認定は諦めることにしましたが、示談交渉を当事務所に依頼されました。
当事務所で検討したところ、加害者側損害保険からの示談提案内容は、兼業主婦としての休業損害が一切計上されていないなど、裁判基準より低額なものでした。そこで、当事務所において、裁判基準で損害額を計算しなおし、示談交渉を行いました。
4.当事務所が関与した結果
ご依頼をいただいてから約1週間余りで、無事、依頼者も納得できる約76万円(既払い金と過失相殺分を除く)での示談がまとまりました。
5.解決のポイント(所感)
主婦としての休業損害額については、加害者側損害保険が低額の示談提案をしてくることが多いため、弁護士にご依頼されるメリットが大きいです。
主婦の方が交通事故に遭われたときは、加害者側損害保険から送られてくる示談書にサインしてしまう前に、弁護士にご相談ください。